5/21からheya銀花で「壷中の天」大𣘺弘 写真展
2015年 04月 29日
かつて壺や甕には、いのちを再生する力があると信じられていました。
『壺中の天』とは、「壺の中に、仙人のすむ別天地がある」という中国故事に由来することばです。
古代の人は時季にどっさり収穫したものを、甕や壺、桶や樽に入れて保存しました。
ある時それが腐らないばかりか、塩やカビの力で、全く別の食べ物に生まれ変わることに気づきます。
米は、芳醇な酒やまろやかな酢に。大豆や小麦は味噌・醤油。
猛毒のふぐの卵巣さえ安全な食べ物に変えてしまいます。
まさしく壺や桶は、いのちを宿す神秘の器だったのです。
壺中に醸される食べ物は、千年余の歳月を越えて、今に生きています。
文/陸田幸枝
温海かぶら(山形県鶴岡市温海町)
5/21(木)ー28(木)
「壷中の天」大𣘺弘 写真展
日曜休み
11:00-18:00
会場/heya銀花
025-222-4395(にいがた「銀花」
新潟市中央区医学町通1-69-2F
23(土)14:00
大𣘺弘×睦田幸枝スライドトーク+頸城杜氏 酒造り唄を聞く会
※「酒造り唄」は、400年前から、自然発生的に、歌い継がれて来た仕事唄です。
新潟県内の代表的な杜氏の出身地である、頸城杜氏の唄は、作業手順にそって、歌われています。
会場/堀川醸造 味噌蔵
新潟市中央区馬越二丁目2-25
※明治27年創業の堀川醸造は、昨年秋に約百二十年の歴史を閉じ、味噌蔵も今年秋頃、なくなる予定です。
事前予約制(お申し込み、お問い合わせ/にいがた「銀花」)

主催/発酵食品の街 沼垂 共催/にいがた「銀花」 協力/坂口記念館(上越市)
(新潟市地域活動補助事業)
関連HP/ http://www.organic-base.com/topic/kocyu/